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2006年 09月 02日

毎月1日「映画の日」にかこつけて、おチビと「ユナイテッド93」を見に行った。



日本語吹替版でないので、学校から戻ってきたお姉ちゃんはDVDが出てからね、ということで児童館へGO。





映画のはじめから、胸騒ぎのように心臓が高鳴っていたのは、事件を知っているからだったのかな。



9・11 煙に包まれるワールドトレードセンターの映像を見ながら、当時まだ1歳だった上の娘を抱きしめることしか出来なかった。
崩れていくものが大きすぎて、実感が湧かなかったのか・・
頭にあったのはただただ、「恐怖」だった。

でも、あの4機目の飛行機から、乗客が家族に複数電話をかけてきていたというニュースを見て、初めて、悲しみがこみ上げてきたのを覚えている。

覚悟の電話。
「さよなら」と「愛してる」を伝えるための。



心臓のドキドキと、犯人の息遣いに、終始吐きそうになる。



はじめ退屈そうだったオチビも、吐くのか、泣くのか・・どっちかにしろよー、という苦しそうな顔のママに圧倒されたのか、最後はスクリーンと私の顔を黙って交互に見ていたチビでした。



でも、時々自分の検閲で手で目隠しさせたせいか、
「飛行機すごかったね!」
とご満悦。



その「スゴイ」飛行機の中にたまたま居合わせた勇敢な人たちが、地上で何の罪もないまま死んで行くはずだった沢山の命を守ったんだよ。
家族との幸せな日々と引き換えに・・。



もうちょっと大きくなったら、ちゃんと一緒に観ようね。



映画の後、迎えにいった児童館では、オネエがお友達数人で「だるまさんがこーろんだ!」とやっていた。
しかも、逃げる方もオニも、一輪車に乗ったままやってる!
高度だな・・私には一生できないわ・・
この前まで壁のバーから離れられなかったくせに、いつの間にかスイスイ乗っちゃって、子供って器用ねぇ・・
と、ニコニコなオネエの姿を眺めつつ、なんともいえない気分になった。



この平穏な日常を壊さないで。
テロは絶対にあってはいけない。


by mew2_jp | 2006-09-02 07:19 | MOVIE

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